WordPressでブログを書いていると、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの商品リンクを記事内に貼りたい場面があります。
例えば、次のような記事です。
- 買ってよかったもの紹介
- 書籍レビュー
- ガジェットレビュー
- 食品・日用品の紹介
- 旅行用品やカメラ用品の紹介
- ブログ運営に役立つツール紹介
このような記事では、ただテキストリンクを貼るだけでは少し味気なく見えてしまいます。そこで便利なのが、WordPressプラグインの Pochipp(ポチップ) です。
Pochippは、Amazonや楽天市場などの商品を検索し、アフィリエイトリンクをきれいな商品ボックスとして表示できるプラグインです。WordPress公式ディレクトリでも「Amazonや楽天市場から商品を検索してアフィリエイトリンクを管理できるプラグイン」と説明されています。
この記事では、Pochippの魅力、Rinkerとの違い、導入前に知っておきたい注意点を、WordPress初心者の方にも分かりやすく紹介します。
Pochippとは?
Pochippは、WordPressの記事内に商品リンクを作成・表示するためのプラグインです。
主に次のようなショップへのリンクをまとめて表示できます。
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- その他、設定に応じた商品リンク
商品画像、商品名、各ショップへのボタンをひとつのボックス内にまとめて表示できるため、読者にとっても分かりやすい商品紹介ができます。
公式サイトでは、Pochippは「ブロックエディター特化のリンク管理ツール」と紹介されています。対象環境はWordPress 5.6以上、PHP 7.4以上とされています(2026/07/09時点)。
つまり、現在のWordPressで標準となっているブロックエディターに合わせて作られた、比較的新しい運用に向いた商品リンクプラグインです。

公式情報
- ポチップ | 商品のアフィリエイトリンクを手軽に管理!ブロックエディター対応の最新WordPressプラグイン
- Pochipp – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語
プラグイン使用例①(通常のアフィリエイトリンク)
プラグイン使用例②(カスタマイズ例)
Pochippの魅力
1. 商品リンクをきれいに表示できる
Pochippの大きな魅力は、商品リンクの見た目を整えやすいことです。
商品紹介では、読者が次の情報をすぐ確認できることが大切です。
- どの商品なのか
- どんな見た目の商品なのか
- どこで買えるのか
- Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング・メルカリのどれを選べるのか
Pochippを使うと、商品画像・商品名・購入ボタンを整理して表示できます。
テキストリンクだけの場合、読者がリンクに気づかないこともあります。しかし、商品ボックスとして表示されていれば、記事を読んでいる途中でも自然に目に入りやすくなります。特にレビュー記事や比較記事では、見やすい商品リンクがあるだけで記事全体の完成度も上がります。
なお、Amazonや楽天などに用途が限られているわけでもなく、別のアフィリエイトにもご利用いただけます。
2. ブロックエディターで使いやすい
Pochippはブロックエディターに特化したプラグインです。
ブロックエディターとは、現在のWordPressで使われている編集画面のことです。文章、画像、見出し、ボタンなどを「ブロック」という単位で配置していく仕組みです。
Pochippはこのブロックエディター上で商品リンクを扱いやすく作られています。WordPress公式ディレクトリでも、Pochippは複数のブロックを提供するプラグインとして掲載されています。これが、従来型の商品リンクプラグインとの大きな違いです。
以前からよく使われてきたRinkerもブロックエディターでの利用はできますが、どちらかと言えばショートコード運用との相性が良いプラグインです。ショートコードとは、記事内に短いコードを入れて機能を呼び出す仕組みです。
一方、Pochippはブロックエディター上で扱いやすい設計になっているため、これから新しくWordPressブログを始める方には分かりやすい選択肢です。
3. Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング・メルカリをまとめて案内できる
商品リンクを作るとき、Amazonだけを貼るよりも、楽天市場やYahoo!ショッピングも並べた方が読者に親切です。なぜなら、読者によって普段使っているショップが違うからです。
Amazonをよく使う人もいれば、楽天ポイントを貯めている人もいます。PayPayを使っている人なら、Yahoo!ショッピングを好むこともあります。メルカリの利用者も近年は全く珍しくなくなりました。
Pochippを使えば、複数ショップへのボタンをひとつの商品ボックス内にまとめられます。これは読者にとって便利なだけでなく、ブログ運営者にとってもメリットがあります。読者が自分の使いやすいショップを選べるため、クリックされる可能性を広げやすくなるからです。
なお、「もしもアフィリエイト」にも対応しているため、もしAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングにおいて「もしもアフィリエイト」をご利用いただいているようであれば、こちらのコードに差し替えることも容易です。
4. 商品紹介記事の作業時間を減らせる
商品紹介記事を書くとき、意外と時間がかかるのがリンク作成です。
通常であれば、次のような作業が必要になります。
- Amazonで商品を探す
- 楽天市場で商品を探す
- Yahoo!ショッピングで商品を探す
- それぞれのリンクを取得する
- 記事内に貼る
- 見た目を整える
この作業を毎回手作業で行うのは大変です。Pochippを使うと、商品リンク作成の流れをかなり効率化できます。
ブログ記事を書くうえで本当に時間をかけたいのは、商品リンクの装飾ではなく、商品の感想、比較、使い方、メリット・デメリットなどの本文部分です。
Pochippでリンク作成の手間を減らせれば、記事内容の充実に時間を使いやすくなります。
5. Rinkerやカエレバなどからの移行にも配慮されている
Pochippの公式サイトでは、Rinker、カエレバ、もしもアフィリエイトからPochippへ移行できる移行プラグインも案内されています。これは、すでに別の商品リンクツールを使っている人にとって大きな安心材料です。
もちろん、記事数が多いブログでは移行前にバックアップを取り、テスト環境などで確認するのがおすすめです。ただ、移行手段が用意されていること自体は、Pochippの導入を検討しやすいポイントです。
参考リンク
6. Pochipp AssistでAmazon検索のハードルを下げられる
Amazonの商品検索では、PA-APIやCreator APIという仕組みが関係することがあります。
これらはAmazonの商品情報を外部ツールから取得するための仕組みです。ただし、初心者にとっては設定が少し難しく感じられることがあります。また、規定の審査を通過する必要があり、全ての方が利用できるわけではありません。
Pochippには、Pochipp Assistという補助プラグインも用意されています。これにより、Amazonの商品検索まわりのハードルを下げられる場合があります。Amazonアソシエイトに慣れていない方や、初期設定でつまずきやすい方にとっては、Pochipp Assistの存在は心強いポイントです。
なお、無料版と有料版(月額180円)がありますが、有料版の方が制限は緩めです。無料版での運用が厳しいようであれば、有料版へ移行いただくこともオススメです。
また、Amazonまわりの仕様は変更されることがあります。そのため、Amazon関連の設定を行う場合は、必ずPochipp公式サイトの最新情報を確認しながら進めるのが安全です。
参考リンク
7. Pro版でさらに便利にできる
Pochippには無料版だけでなく、Pochipp Proもあります。無料版でも基本的な商品リンク作成はできますが、Pro版ではより本格的な運用に役立つ機能が用意されています。
例えば、クリック率の確認やセール情報の表示など、ブログ収益化を意識した機能を強化できます。Pochipp Proについて紹介している解説記事でも、セール情報やクリック率分析に触れられています。物販アフィリエイトを本格的に伸ばしたい場合、クリック率を確認できることは重要です。
また、画像の差し替えも可能になり、独自性・柔軟性のあるアフィリエイトリンクの作成も実現できるようになるなど、できる幅が広がります。
最初は無料版で始め、商品リンクの利用頻度が増えてきたらPro版を検討する、という流れでもよいでしょう。
Rinkerと比べたときのPochippの魅力
商品リンクプラグインとしては、Rinkerも有名です。
Rinkerは長く使われてきた定番プラグインで、商品リンクを管理しやすく、利用者も多いです。すでにRinkerで多くの記事を運用している場合、無理にPochippへ乗り換える必要はありません。
一方で、これから新しく商品リンク運用を始めるなら、Pochippは非常に有力です。理由は、ブロックエディターに特化しているからです。
現在のWordPressでは、ブロックエディターで記事を作る流れが標準になっています。そのため、これからブログを始める人にとっては、ブロックとして自然に扱えるPochippの方が分かりやすい場面があります。
ざっくり分けると、次のような考え方です。
- すでにRinkerを使っていて問題がない → Rinker継続でもよい
- これから新しく商品リンクプラグインを選ぶ → Pochippが使いやすい
- ブロックエディター中心で記事を書いている → Pochippが合いやすい
- ショートコード運用に慣れている → Rinkerも候補になる
どちらが絶対に優れているというより、運用スタイルによって向き不向きがあります。ただ、WordPress初心者や、今から物販アフィリエイトを始める人には、Pochippの方が導入しやすく感じられる可能性が高いです。
Pochippが向いているブログ
Pochippは、次のようなブログに向いています。
レビュー記事を書くブログ
実際に使った商品を紹介するレビュー記事では、商品リンクがとても重要です。レビューを読んで「良さそう」と思った読者が、すぐ商品ページを確認できるからです。
Pochippで商品リンクを分かりやすく置いておけば、読者の行動を自然にサポートできます。
買ってよかったもの紹介ブログ
「買ってよかったもの」「おすすめアイテム」系の記事とも相性が良いです。複数の商品を紹介する記事では、商品リンクの見た目がバラバラだと読みにくくなります。
Pochippを使えば、商品ボックスの見た目をそろえやすく、記事全体に統一感を出せます。
書籍・教材紹介ブログ
本や教材を紹介するブログにも向いています。Amazon・楽天ブックスなどへのリンクをまとめて案内できるため、読者が購入先を選びやすくなります。
英語学習、資格試験、WordPress学習、プログラミング学習などのブログでは、参考書や教材を紹介する機会も多いはずです。
ガジェット・家電ブログ
ガジェットや家電は、比較検討されやすいジャンルです。読者はレビューを読んだあと、価格や在庫を確認したくなることが多いです。
Pochippで複数ショップへの導線を置いておくと、読者がそのまま購入先を確認しやすくなります。
雑記ブログ・個人ブログ
Pochippは専門ブログだけでなく、雑記ブログにも使えます。例えば、日常の中で使ってよかった文房具、食品、カメラ用品、旅行用品などを紹介する場合にも便利です。
ただし、雑記ブログの場合は、商品リンクを貼りすぎると広告感が強くなります。記事の内容に合う商品だけを自然に紹介するのがおすすめです。
Pochippを使うときの注意点
商品リンクを貼りすぎない
Pochippは便利ですが、便利だからといって商品リンクを貼りすぎるのは避けた方がよいです。
商品リンクが多すぎる記事は、読者に「広告ばかりの記事」と感じられる可能性があります。大切なのは、読者にとって本当に役立つ場所にリンクを置くことです。
商品の感想や比較をしっかり書いたうえで、「詳しく見る」「価格を確認する」という導線としてPochippを使うと自然です。
アフィリエイト表記を忘れない
アフィリエイトリンクを掲載する場合は、広告・PRであることを読者に分かるように示すことが大切です。記事の冒頭やサイト内の分かりやすい場所に、広告リンクを含むことを明記しておきましょう。
ステルスマーケティング規制の対応のため、アフィリエイト表記の記載はほぼ必須です。また、読者との信頼関係を守るためにも重要な記載となります。
Amazonや楽天など、外部サービスの規約変更・仕様変更等に注意する
商品リンクプラグインは、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなど外部サービスと関係します。そのため、各サービスの仕様変更や規約変更の影響を受けることがあります。
特にAmazonは、PA-APIやCreators APIなどの仕組みが関係するため、公式情報の確認が欠かせません。Pochipp公式サイトでも、Amazon Creators API対応などの情報が案内されています。また、楽天
「一度設定したらずっと放置」ではなく、ときどき公式情報を確認する運用が安心です。
クラシックエディタ中心の人は注意
Pochippはブロックエディターに特化したプラグインです。公式サイトの「よくあるご質問」の項目でも、クラシックエディタには対応しておらず、ブロックエディターでの利用が前提とされています。
そのため、Classic Editorプラグイン等を使って、昔ながらの編集画面で記事を書いている場合は、Pochippが合わない可能性があります。
クラシックエディタ中心の運用であれば、Rinkerなど他の選択肢も含めて検討するとよいでしょう。
まとめ:Pochippは収益化を始めたいWordPressブログにおすすめ
Pochippは、WordPressブログで商品紹介をしたい人にとって、とても便利なプラグインです。
特に魅力的なのは、次の点です。
- 商品リンクをきれいに表示できる
- ブロックエディターで使いやすい
- Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングをまとめて案内できる
- 商品リンク作成の手間を減らせる
- Rinkerなどからの移行手段も用意されている
- Pochipp AssistやPro版で運用を広げられる
- 読者にとって購入先を選びやすい
物販アフィリエイトでは、ただリンクを貼るだけではなく、読者が迷わず商品を確認できる導線を作ることが大切です。Pochippを使えば、商品紹介を自然で見やすい形に整えやすくなります。
もちろん、収益化で大切なのはプラグインそのものではなく、記事の内容です。実際に使った感想、比較したポイント、メリット・デメリット、どんな人に向いているかを丁寧に書いたうえで、購入先への案内としてPochippを使うのが理想です。
WordPressで商品紹介記事を書きたい方、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングへのリンクをきれいにまとめたい方、これから物販アフィリエイトを始めたい方は、Pochippを導入候補に入れてみる価値があります。



