WordPress 7.0の「ナビゲーションオーバーレイ」とは? できることと使い方を解説します

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スマートフォンでWebサイトを見ると、画面の上部に「≡」のようなメニューボタンが表示されることがあります。

このボタンを押したときに開くメニュー画面を、もっと自由にデザインできるようにしたのが、WordPress 7.0の「カスタマイズ可能なナビゲーションオーバーレイ」です。

メニューのリンクだけでなく、ロゴや検索欄、お問い合わせボタンなどを組み合わせて、サイトに合った案内画面を作れるようになりました。この記事では、従来との違いから基本的な使い方まで、初心者向けに説明します。

ナビゲーションオーバーレイとは?

「ナビゲーション」は、読者を目的のページへ案内するためのメニューを指します。「オーバーレイ」は、元の画面の上に別の画面を重ねて表示することです。

つまり、ナビゲーションオーバーレイとは、メニューボタンを押すと、閲覧中のページの上に重なって表示されるメニュー画面のことです。

読者はメニューから行き先を選んだり、「閉じる」ボタン(「×」アイコンなど)で元のページに戻ったりできます。

なお、この表示方法自体は、WordPress 7.0より前から存在していました。7.0で新しくなったのは、開いたメニュー画面の中身を、ブロックで組み立てられるようになったことです。

従来のメニューと何が違う?

従来の標準オーバーレイは、メニュー項目を表示するための決まった構成が基本でした。サイトの雰囲気に合わせて、画面全体の配置や内容を変更するには制約がありました。

7.0では、サイトエディターでブロックやパターンを使ってデザインできます。パターンとは、複数のブロックを組み合わせた、ひな型のようなものです。専用の閉じるボタンも配置できます。

比較ポイント従来のオーバーレイカスタムオーバーレイ
画面の構成標準のメニュー表示が基本ブロックを組み合わせて作成
メニュー以外の内容自由な追加には制約があるロゴ・画像・検索欄などを配置できる
レイアウト標準の構成をもとに調整パターンなどを使って構成できる
閉じるボタン標準の配置が基本専用ブロックで位置や見た目を調整できる

例えば、通常のヘッダーには短いメニューだけを表示し、メニューボタンを押した画面には、検索欄や詳しい案内をまとめる構成が考えられます。

どのような使い方ができる?

ブログのカテゴリーや検索欄をまとめる

記事数が多いブログでは、カテゴリーへのリンクと検索欄を並べると、読者が目的の記事を探す手がかりになります。

構成例としては、次のような形です。

  • サイトロゴ
  • ホーム・カテゴリー・プロフィールへのリンク
  • 記事を探す検索欄
  • SNSへのリンク

お問い合わせや予約への案内を加える

店舗や事業のサイトなら、通常のメニューに加えて「お問い合わせ」「予約する」などのボタンを配置する使い方も考えられます。公式の案内でも、画像やロゴ、行動を促すボタンなどを組み込む用途が紹介されています。

ただし、情報を増やしすぎると、目的のリンクを見つけにくくなることもあります。まずは主要なメニューを分かりやすく配置し、必要な要素を少しずつ追加するとよいでしょう。

基本的な設定方法

ここでは、サイトエディターを利用できるブロックテーマでの基本的な流れを紹介します。

ブロックテーマとは、ヘッダーやフッターなども、ブロックを使って編集できるテーマのことです。

1.ナビゲーションブロックを選択する

管理画面の「外観」→「エディター」から、ヘッダーなどの編集画面を開きます。

続いて、メニュー全体を管理する「ナビゲーション」ブロックを選択します。個別のリンクを選んでしまう場合は、リストビューから探すと選びやすくなります。

2.オーバーレイを作成する

設定サイドバーのオーバーレイ関連の項目から、新しいオーバーレイを作成します。

すでに作成済みのものや、テーマが用意しているものがあれば、それを選ぶこともできます。

3.ブロックを配置して保存する

開いた編集画面で、メニューやロゴなどを配置します。用意されたデザインを出発点にして調整する方法もあります。

編集が終わったら保存し、公開側のページでメニューボタンを押して、表示を確認しましょう。

スマートフォンだけで使う機能なの?

オーバーレイの表示条件(オーバーレイの可視性)には、次の選択肢があります。

設定動作
オフメニューを折りたたまず、項目を表示する
モバイル小さい画面ではメニューボタンに切り替える
常時画面の大きさにかかわらず、メニューボタンを表示する

「常時」を選べば、パソコンでもボタンを押してメニューを開く構成にできます。スマートフォン専用というわけではありません。

使う前に知っておきたい注意点

更新しただけで既存のメニューが変わるわけではない

カスタムオーバーレイは、利用者が作成・選択するか、テーマ側であらかじめ指定することで使われます。

WordPress 7.0へ更新しただけで、既存のメニュー画面が自動的に新しいデザインへ置き換わるわけではありません。

7.0の初期実装は全画面表示

7.0で導入されたカスタムオーバーレイは、画面全体に表示される形式です。

画面の端から細いパネルだけが出てくるような形式は、初期実装の標準機能では対応していません。

作成したデザインはテーマにひも付く

オーバーレイは「テンプレートパーツ」として管理されます。これは、ヘッダーやフッターのように、サイト内で繰り返し使う部品のことです。

7.0の実装では有効なテーマにひも付くため、テーマ変更先にも自動的に引き継がれるとは限りません。

テーマ独自のメニューとは区別する

今回の機能は、WordPress標準の「ナビゲーション」ブロックに対する拡張です。

テーマが独自に提供するスマートフォン用メニューについては、WordPress本体の更新だけで同じ編集機能が使えるとは限りません。まずは、自分のサイトが標準のナビゲーションブロックを使っているかを確認しましょう。

まとめ

WordPress 7.0のナビゲーションオーバーレイでは、メニューボタンを押したときの画面を、ブロックでデザインできるようになりました。

リンクの一覧にロゴや検索欄などを組み合わせることで、サイトに合った案内画面を作れます。

初めて使う場合は、主要なメニューと閉じるボタンを中心にした、シンプルな構成から試してみましょう。実際のスマートフォンでも、文字の読みやすさやボタンの押しやすさを確認すると、読者に使ってもらいやすいメニューに近づけられます。

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この記事を書いた人

スクリーンネーム: Y.INABA

WordPress歴は約10年ほど、色々な形で触れてきました。
HTMLやCSS、PHPに至っては20年以上も触れ続けています。
現在も日々学習中。

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