WordPressで記事や商品、店舗情報などが増えてくると、「カテゴリーやタグだけでは目的の情報を探しにくい」という問題が出てきます。
そんなときに便利なのが「VK Filter Search」です。
VK Filter Searchを使うと、カテゴリーやタグ、キーワードなど、複数の条件を指定して投稿を検索できるフォームをWordPress上に作成できます。
さらに有料版の「VK Filter Search Pro」では、チェックボックスやラジオボタン、段階プルダウンなどを使った、より本格的な絞り込み検索も利用できます。
この記事では、VK Filter Searchの無料版とPro版について、WordPress初心者にも分かりやすいように紹介します。
- 1. VK Filter Searchとは?
- 2. 絞り込み検索とは?
- 3. VK Filter Searchには無料版とPro版がある
- 4. 無料版のVK Filter Searchでできること
- 4.1. カテゴリーやタグから検索できる
- 4.2. キーワード検索ができる
- 4.3. 投稿タイプを指定できる
- 4.4. 検索結果ページにもフォームを表示できる
- 4.5. 投稿アーカイブにも検索フォームを配置できる
- 4.6. 無料版でも十分使える
- 5. 無料版の主な制限
- 6. VK Filter Search Proとは?
- 7. VK Filter Search Proで追加される主な機能
- 7.1. チェックボックスで検索できる
- 7.2. ラジオボタンを使える
- 7.3. AND検索・OR検索を設定できる
- 7.4. 投稿日で検索できる
- 7.5. 検索結果の並び替えができる
- 7.6. カスタムフィールドを条件にできる
- 7.7. 段階プルダウンを利用できる
- 7.8. アコーディオン表示ができる
- 7.9. 投稿数を表示できる
- 7.10. 0件の検索項目も表示できる
- 7.11. ラベルを変更できる
- 7.12. 検索ボタンの表示を変更できる
- 8. 無料版とPro版の違いを比較
- 8.1. 無料版がおすすめのサイト
- 8.2. Pro版がおすすめのサイト
- 8.3. まず無料版から試すのがおすすめ
- 9. まとめ
- 10. 関連ライセンス
VK Filter Searchとは?
VK Filter Searchは、WordPressに「絞り込み検索」を追加できるプラグインです。
通常のWordPress検索では、検索ボックスにキーワードを入力して記事を探す方法が中心です。
VK Filter Searchを利用すると、それに加えて、「カテゴリー」「タグ」「カスタムタクソノミー」「投稿タイプ」などを条件にして検索できます。
WordPressの技術ブログであれば、「カテゴリー:WordPress」「タグ:セキュリティ」「キーワード:アップデート」といった複数の条件を組み合わせて記事を探せます。
情報量が増えてきたサイトほど、目的の記事を見つけやすくするために役立つプラグインです。
参考リンク
絞り込み検索とは?
「絞り込み検索」と聞くと難しく感じるかもしれません。
しかし、ネットショップや不動産サイトなどではよく使われています。
不動産サイトなら、「東京都」「マンション」「家賃10万円以下」「駅から徒歩10分以内」といった条件を選んで物件を探します。このように、いくつかの条件を指定して候補を減らしていく仕組みが「絞り込み検索」です。
VK Filter Searchを使えば、WordPressでもこれに近い検索フォームを作成できます。
VK Filter Searchには無料版とPro版がある
VK Filter Searchには、大きく分けて2種類があります。
無料版の「VK Filter Search」と、有料版の「VK Filter Search Pro」です。「VK Filter Search」はプラグイン画面から検索して直接インストールすることができる一方、「VK Filter Search Pro」は購入する必要がございます。
無料版でも基本的な絞り込み検索は十分可能です。一方、Pro版では検索項目の表示方法や検索条件を細かく設定できるため、店舗検索、求人検索、不動産検索など、より複雑な検索フォームを作りたい場合に向いています。
無料版のVK Filter Searchでできること
まずは無料版の機能から見ていきましょう。

カテゴリーやタグから検索できる
無料版では、カテゴリーやタグを検索条件として利用できます。
例えば、「カテゴリー:WordPress」「タグ:初心者向け」と指定して検索できます。
WordPressでは、カテゴリーやタグのような投稿を分類する仕組みを「タクソノミー」と呼びます。
自分で追加したカスタムタクソノミーも検索条件として利用できます。
キーワード検索ができる
通常のWordPress検索と同じように、キーワード入力欄も設置できます。
例えば、「カテゴリー:WordPress」「キーワード:セキュリティ」のように条件を組み合わせて検索できます。
カテゴリーだけでは探しにくい記事も、キーワードを追加することで見つけやすくなります。
投稿タイプを指定できる
WordPressには通常の「投稿」以外にも、「固定ページ」「カスタム投稿タイプ」などがあります。
VK Filter Searchでは、どの投稿タイプを検索対象にするか指定できます。
例えば、カスタム投稿タイプで「店舗情報」を作成している場合、「店舗情報だけを検索する」といったフォームも作成できます。
検索結果ページにもフォームを表示できる
検索を実行したあとに、「カテゴリーを変えて検索し直したい」というケースもあります。
VK Filter Searchでは、検索結果ページにも検索フォームを表示できます。
ユーザーが検索条件を変更しながら何度も探せるため、情報量の多いサイトでは特に便利です。
投稿アーカイブにも検索フォームを配置できる
カスタム投稿タイプの一覧ページなどにも検索フォームを表示できます。
例えば、「店舗一覧」「製品一覧」「求人情報一覧」といったページの上部に検索フォームを置き、条件を指定して一覧を絞り込めます。
無料版でも十分使える
ここまでを見ると分かるように、VK Filter Searchは無料版でもかなり多くのことができます。
- カテゴリーから探す
- タグから探す
- キーワードから探す
- 投稿タイプを限定する
といった用途であれば、まずは無料版で十分でしょう。
一般的なブログや情報サイトであれば、無料版だけで必要な検索機能を実現できるケースも多いです。
無料版の主な制限
無料版で注意したいのが、検索項目の表示方法です。
例えば、カテゴリーを検索条件にする場合、無料版では基本的にプルダウン形式になります。「カテゴリー:WordPress ▼」のような形です。
一方で、「□ WordPress」「□ セキュリティ」「□ プラグイン」といったチェックボックス形式で選ばせたい場合には、Pro版が必要です。
ここが無料版とPro版を選ぶ際の大きなポイントになります。
VK Filter Search Proとは?
VK Filter Search Proは、無料版の機能をさらに拡張した有料版です。
基本的な検索の仕組みは同じですが、以下のようにより細かな設定ができるようになります。
- 検索条件の選択方法
- 検索結果の並び順
- カテゴリーの階層表示
- 日付検索
- カスタムフィールド検索
特に、「条件が多い検索フォームを作りたい」「ユーザーに分かりやすい検索画面を作りたい」という場合に便利です。
本プラグインは31,900円(税込)の買い切りとなっています。サブスクリプションではありませんので、更新後に料金を請求されることはありません。
VK Filter Search Proで追加される主な機能

チェックボックスで検索できる
Pro版では、タクソノミーなどをチェックボックスとして表示できます。
「□ WordPress」「□ PHP」「□ CSS」のような形で、複数の条件を同時に選ばせたい場合に便利です。
プルダウンよりも選択肢が見やすいため、ユーザーにとっても使いやすい検索フォームを作れます。

ラジオボタンを使える
Pro版ではラジオボタンも利用できます。
「○ 初心者向け」「○ 中級者向け」「○ 上級者向け」のように、「いずれか1つを選択してほしい」項目に向いています。
AND検索・OR検索を設定できる
Pro版では、複数条件を選んだ場合の検索方法も細かく指定できます。
AND検索は、「WordPressであり、なおかつセキュリティの記事」を探す方法です。一方、OR検索では、「WordPressまたはセキュリティに該当する記事」を検索します。除外検索(いわゆる「NOT検索」)も設定可能です。
検索フォームの目的によって使い分けることで、より柔軟な検索が可能になります。

投稿日で検索できる
Pro版では、投稿日を条件にした検索もできます。
例えば、2026年1月1日から2026年9月30日までといった期間を指定して記事を検索できます。
ニュースサイト、イベント情報、求人情報など、日付が重要になるサイトで便利です。

検索結果の並び替えができる
Pro版では検索結果の並び順も変更できます。
例えば、「投稿日が新しい順」「投稿日が古い順」「更新日が新しい順」「更新日が古い順」などです。
検索結果が多いサイトでは、ユーザーが目的の情報を見つけやすくなります。

カスタムフィールドを条件にできる
Pro版では、カスタムフィールドを使った検索にも対応しています。
カスタムフィールドとは、投稿に独自の情報を追加する仕組みです。不動産サイトであれば、「家賃」「築年数」「面積」「駅からの距離」といった情報を保存できます。これらの値を検索条件に利用できれば、より本格的な絞り込み検索が可能になります。

ただし、カスタムフィールド検索はデータ量や設定内容によってサーバーへの負荷が大きくなる可能性があります。そのため、この機能を使う場合には注意文が表示されます。
大量の投稿を扱う場合には、サイトの速度にも注意した方がよいでしょう。
段階プルダウンを利用できる
Pro版では、階層構造になっているタクソノミーを段階的に選択できます。
「東京都」を選択 →「新宿区」「渋谷区」「港区」などが表示、といった検索フォームの作成が実現できます。
地域検索との相性が非常によく、「不動産サイト」「店舗検索」「求人検索」「施設検索」などで活用できます。
アコーディオン表示ができる
検索条件が多い場合、すべてを表示すると検索フォームが非常に長くなります。
Pro版では、検索条件を折りたたむアコーディオン表示が利用できます。必要な部分だけを開いて検索できます。
スマートフォンでも検索フォームを見やすくしやすい機能です。
投稿数を表示できる
Pro版では、検索項目ごとに投稿数を表示することもできます。
例えば、「WordPress(120)」「CSS(35)」「PHP(42)」といった形です。
ユーザーは検索する前に「どのカテゴリーにどのくらい記事があるのか」を確認できます。
0件の検索項目も表示できる
通常、投稿が存在しない項目は検索候補に表示しないことがあります。
Pro版では、投稿数が0件の項目も表示できます。例えば、「WordPress(120)」「CSS(35)」「JavaScript(0)」といった表示です。
今後記事が追加される予定のカテゴリーなどをあらかじめ表示しておきたい場合にも利用できます。
ラベルを変更できる
Pro版では、検索フォームに表示する文字をより柔軟に変更できます。
例えば、内部的には「カテゴリー」という分類であっても「記事のジャンル」と表示することができます。
専門用語を避け、サイトの利用者に分かりやすい表現へ変更できるのがメリットです。
検索ボタンの表示を変更できる
検索ボタンについても、「検索」ではなく、「記事を探す」「条件から検索する」「この条件で探す」など、サイトに合わせた表示に変更できます。また、色や余白等についても変更可能です。
検索フォーム全体を自然な表現・体裁に整えたい場合に便利です。

無料版とPro版の違いを比較
主な違いを簡単にまとめると、次のようになります。大きな違いは、「検索できるかどうか」というよりも「どのような検索画面を作れるか」という点にあります。
| 機能 | 無料版 | Pro版 |
|---|---|---|
| キーワード検索 | ○ | ○ |
| カテゴリー・タグ検索 | ○ | ○ |
| カスタムタクソノミー | ○ | ○ |
| 投稿タイプ指定 | ○ | ○ |
| 検索結果ページへのフォーム表示 | ○ | ○ |
| チェックボックス | × | ○ |
| ラジオボタン | × | ○ |
| AND・OR検索 | × | ○ |
| 投稿日検索 | × | ○ |
| 並び替え | × | ○ |
| カスタムフィールド検索 | × | ○ |
| 段階プルダウン | × | ○ |
| アコーディオン | × | ○ |
| 投稿数表示 | × | ○ |
| ラベルの細かな変更 | × | ○ |
無料版がおすすめのサイト
無料版は、次のようなサイトに向いています。
- 一般的なブログ
- 技術ブログ
- ニュースサイト
- カテゴリーやタグで記事を探せれば十分なサイト
- まず絞り込み検索を試してみたいサイト
特に「カテゴリー+タグ+キーワード」程度の検索フォームであれば、無料版から試してみるのがおすすめです。
Pro版がおすすめのサイト
Pro版は、より検索条件が多いサイトに向いています。
例えば、「不動産サイト」「求人サイト」「店舗検索サイト」「施設検索サイト」「製品データベース」「イベント情報サイト」「大量の記事を扱うメディア」などです。
チェックボックス、ラジオボタン、段階プルダウンなどを使えば、検索サイトらしい画面を作りやすくなります。
まず無料版から試すのがおすすめ
VK Filter Searchを初めて使う場合は、まず無料版から試すのがよいでしょう。
無料版でも検索の基本的な仕組みは確認できます。
実際に使ってみて、「チェックボックスにしたい」「カテゴリーを段階的に選びたい」「日付やカスタムフィールドでも検索したい」と感じるようになった段階でPro版を検討すると分かりやすいでしょう。
最初からPro版を導入する必要があるとは限りません。プラグイン自体も31,900円(税込)と高額のため、事前に入念にご検討いただくことを強くオススメいたします。
まとめ
VK Filter Searchは、WordPressに絞り込み検索を追加できる便利なプラグインです。
無料版でも「カテゴリー」「タグ」「キーワード」「投稿タイプ」などを利用した基本的な検索フォームを作成できます。一般的なブログや情報サイトであれば、無料版でも十分活用できるでしょう。
一方、Pro版では「チェックボックス」「ラジオボタン」「AND・OR検索」「投稿日検索」などが利用でき、より高度な検索フォームを作れます。
簡単に整理すると、無料版は「記事を条件から探しやすくする検索プラグイン」、Pro版は「不動産サイトや店舗検索のような本格的な絞り込み検索を作れるプラグイン」と考えると分かりやすいでしょう。
まずは無料版を使って検索フォームを作り、必要な機能が増えてきた段階でPro版を検討するのが、導入しやすい流れです。
